テラ未来予想図PARTⅢ(東日本大震災から10年以上・・・)
東日本大震災から10年以上が経過し、風景は変わってもまだ爪痕は記憶に残る。
今回は、東日本大震災が大きなご縁になってそれぞれがそれぞれの形で東北に関わってきた二人を知る増田が、仏教井戸端トークで引き合わせ、往復書簡をお願いしました。
お二人から、どのような思いが紡ぎ出されるのでしょうか。
松村妙仁(まつむら みょうにん) 福島県猪苗代町生まれ・僧侶
大学進学で上京。卒業後、音楽教室運営やコンサート・イベント企画運営会社に就職。 先代住職であった父の死や東日本大震災をきっかけに、福島に戻ることを決意し、仏門へ。
「ご縁を大切にするお寺」をテーマに日々活動中。
加藤巍山(かとう ぎざん)東京都墨田区生まれ・仏師
東京・本所両国に生まれる。武蔵國住。
高村光雲より五代。
儀軌に準拠した仏像を制作する一方、日本の古典や歴史、仏教や神話を題材とした作品を制作。
歴史や伝統、文化、民族に根差した「日本の美意識」 と「仏師」であることに立脚しながら
祈りの根源を探求し普遍的な美を求む。