築地本願寺(懇志)&大本山妙心寺(クラウドファンディング)のご案内!

増田です。

市場など、いろいろあるけれど、築地の顔と言えば「浄土真宗本願寺派・築地本願寺」ではないでしょうか?

特徴的な形をした建築物で、本堂の中に入るとパイプオルガンがあったり、他のお寺にはない、珍しいものを見ることが出来る、文字通り「築地の顔」ではないかと思っています。

しかし、その「顔」もやはり時代と共に少しずつではあるが劣化してきます。
外から見る築地本願寺の中で一際目立つ場所のひとつが青色の銅板の屋根です。それが随分と古びてきてしまったため、今回【銅板懇志】という形で多くの方から賛助を募っています。あの青色の部分がきれいだと、やはり「顔」としての威力はより一層発揮され、シュール且つ品のある築地本願寺になると思います。また銅板懇志をする事で自分のお寺、いわゆる「まいてら」的感覚で足を運ぼうという気にもなりやすくなるのではないかと思います。

今回の修復工事は、今ある屋根は外さずに、その上から新たな銅板で屋根を作ってかぶせるように設置する工事で、こうすると重要文化財であり歴史的価値の高い当初の屋根を残したまま、しかも劣化した部分を保護することが出来るため、一石二鳥です。

また、外観がその与える雰囲気を変えてしまうことを避けるため、新たに作る屋根には表面にさびを発生させる最新技術の緑青加工を取り入れて伝統も守っていきます。

こうした懇志というものは、自分自身が生きている間にそう何度もあるものではないので、身近で、拓かれたお寺に自分の名前が刻まれるのはとっても良い経験にもなるのではないだろうか?と思って、皆様にもお勧めしたいと思います。


【築地本願寺本堂大屋根修復工事 銅板懇志募集について】
https://tsukijihongwanji.jp/news/9361/


続いて、築地本願寺同様の「修復」クラウドファンディングのご案内をいたします。
それは京都にある、大本山妙心寺・臨済宗妙心寺派の本山である、妙心寺です。このお寺も修復しながら長く後世に残していきたい寺院ではないかと思います。

日本史が好きな方にとっては、妙心寺といえば、浴室「明智風呂」を連想する方もいらっしゃるでしょう。非常に魅力的なキーワードですし、クラウドファンディングの企画自体も素晴らしいです。

以下、大本山妙心寺からの案内文です。

ーー臨済宗妙心寺派の大本山である妙心寺は、建武4年(1337)に花園天皇の勅願により創建されました。現在は40余りの塔頭を有し、その寺域は約10万坪に及びます。

来る令和8年度、妙心寺開山 関山慧玄禅師の法を嗣いだ唯一の弟子であり、妙心寺二世として法灯を堅持した興祖 微妙大師の650年遠諱大法会を行います。

これを機に当山では現在、傷んだ伽藍の修繕など境内整備を進めていますが、開山から700年近い月日を経て修繕を必要とする箇所が多く、物価高騰等の影響も相まって、やむなく修繕を断念せざるを得ない箇所が生じています。

 妙心寺に受け継がれる伽藍やその景色を、これからも変わらず守り続けていくために、この度クラウドファンディングを通じてご支援を募らせていただくことを決意いたしました。皆様からいただいたご支援は、重要文化財 浴室「明智風呂」の修繕をはじめ、妙心寺境内の整備費用として大切に充てさせていただく所存です。ーー


【京都花園・大本山妙心寺|重要文化財「明智風呂」と伽藍整備にご支援】
https://readyfor.jp/projects/hanazonomyoshinji


歴史あるものをこれからも維持して行くというのはとても大切な事だと思います。また昔とは違い全国の方がSNS等を通して、お寺をのぞくことが出来、地理的には遠く離れていても、精神的には近い存在になっているのではないかと思います。

どうぞ築地本願寺と大本山妙心寺のHPをのぞいてみてください。
皆様の興味がそそられるものがあるのではないかと思っております。



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